概要
割澤・伴研究グループは東京大学 大学院新領域創成科学研究科 人間環境学専攻における、人間環境情報学分野にて研究教育活動をおこなっています。
当グループでは、生体情報解析や行動計測により感情やストレスなどの人の内部状態を推定し、情動や生産性の向上につながる五感へのフィードバックを通して、健康的で豊かな生活や新しい体験の実現を目指しています。研究ではソフトウェア（機械学習・生体情報解析・VR環境設計）とハードウェア（五感刺激提示装置）の両方に取り組み、「ひとの知覚・認知メカニズムの理解」を研究の軸とした上で、それらを元にして五感ディスプレイや人の能力拡張システムの設計・実装を進めています。センシング技術とフィードバック技術の両者に基礎を置いているのが当グループの特徴です。
今年度も当グループのオープンハウスを開催する運びとなりました。デモ・ポスター展示を通じて、錯覚を活用した五感ディスプレイや日常生活内におけるセンシング技術の可能性について体感いただきたいと考えております。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
スケジュール
日時：2025年5月9日（金）15:00 - 18:00（デモ・ポスター展示）
場所：東京大学本郷キャンパス 工学部2号館3F 31A
参加登録
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発表内容
VWind：振動と熱刺激を用いた疑似的な風感覚
睡眠時生体情報から日中生産性を推測するTransformerベースモデルの構築
聴覚刺激と喉頭への振動触覚刺激を用いた発声主体感の創出
視野闘争を用いた超常現象の視覚提示
咀嚼・嚥下中の視聴覚ノイズの遮断による風味と食感の向上
認知モデリングと生体情報の統合による認知状態の予測
FurAir：インタラクティブな視触覚刺激による毛並み触感の提示
風刺激と視聴覚刺激の時間・空間的同期による風印象及び感情状態の変化
摂食・嚥下に同期した温冷感提示による食品温冷感増強
DazzleVR: 眩惑反射と残像の提示による眩しさ感の向上
ロボット遠隔操作における遅延による操作違和感を低減するVR視触覚刺激提示
MR環境下でのPseudo-haptics利用による空間的不整合が重さ知覚に与える影響の解明
振動・熱刺激を用いたしびれ感覚の提示による打撃感の増強
生物の呼吸を模した風と拡縮の同時提示によるリラックス効果の検証
アクセス
東京大学本郷キャンパス 工学部2号館 3F 31A
東大前駅（南北線）から約500m，根津駅（千代田線）から約600m，本郷三丁目駅（丸ノ内線，都営大江戸線）から約1kmの距離にあります。
Contact
〒277-0882 千葉県柏市柏の葉5-1-5
東京大学新領域創成科学研究科
環境棟3F 人間環境情報学分野
MAIL: info@lelab.t.u-tokyo.ac.jp